2021-04-14 第204回国会 参議院 国際経済・外交に関する調査会 第4号
この中国が海洋強国になるためには、例えば、日本の海上保安庁が海洋法執行機関として日本の海における海洋管轄権をしっかりと行使していることだけではなく国際協力の枠組みも広げているのを見て、そして、中国もそのような組織を持つべきだということでこの中国海警局が創設されたというふうに理解しております。つまり、中国海警局のモデルは海上保安庁であると言っても過言ではないかというふうに思います。
この中国が海洋強国になるためには、例えば、日本の海上保安庁が海洋法執行機関として日本の海における海洋管轄権をしっかりと行使していることだけではなく国際協力の枠組みも広げているのを見て、そして、中国もそのような組織を持つべきだということでこの中国海警局が創設されたというふうに理解しております。つまり、中国海警局のモデルは海上保安庁であると言っても過言ではないかというふうに思います。
一つが海洋管轄権の確立、二つが資源輸送ルート等の安全確保、三番目が国際海上救難体制の確立、あなたが言っているのは三番目のことだ。いつから資源輸送ルート等の安全確保をするようになったんですか。安全確保とは何ですか、これは。これはこの資源輸送ルートを守る、防衛するという意味ですか。
海洋管轄権なんというものをかってに拡大してしまって、一方的にいまどの国もこれはこうなんだと言って、自分の国の利益を中心にかってほうだいなことを言っているのです。この問題に関しては戦国時代です。これを第三回ですか海洋国際法会議で、これから何とかまとめて、秩序と調和を保ちながら国際的な海洋法というものをつくっていこうじゃないかという段階になって——ならざるを得ないからそうなっている。